CONCEPT — KPI TEIGI ZURE
KPI定義が部署でズレる
「売上は先月いくらだった?」営業は1,200万円と言い、経理は1,000万円と言う。どちらも間違いではない。営業は受注日ベース、経理は計上日ベースで集計しているから。KPI定義のズレは、入力ミスではなく、定義の違いが原因であることが多いです。
KPI定義がズレる状態とは
KPI定義がズレる状態とは、同じ指標名(売上、成約率、顧客数など)を使っていても、部署ごとに集計方法・対象期間・含める範囲が違い、比較や議論ができない状態です。
「うちの売上」と言ったとき、営業は受注日、経理は計上日、経営は入金日で見ているかもしれません。どれも「売上」と呼んでいるため、会議で数字が合わないと「どちらかが間違っている」という議論になりがちです。
ズレが起きる原因
KPI定義がズレる原因は、部署ごとの業務目的と、それに合わせた集計方法の違いにあります。
- 基準日の違い:受注日、出荷日、計上日、入金日
- 集計期間の違い:月末締め、月初締め、週次、四半期
- 含める範囲の違い:キャンセル分を含むか、税込か税抜か
- 対象の違い:特定部門のみ、全社、グループ連結
これらの違いは、それぞれの部署にとって合理的な理由があります。片方を間違いとして否定するのではなく、違いの構造を理解することが出発点です。
sento.groupの進め方
KPI定義のズレを整理するために、以下の手順で進めます。
- ズレが発生している場面を一つ選ぶ(会議、報告、ダッシュボード)
- それぞれの数字がどこから来て、何を表しているかを確認する
- 定義の違い(基準日、期間、範囲、対象)を明文化する
- 目的に応じた使い分けを決める(営業管理用、財務報告用、経営判断用)
- 定義と使い分けを社内で共有し、運用ルールにする
すべてのKPIを一つに統一する必要はありません。目的ごとに異なる定義を持つことを前提に、「どの目的には、どの定義を使う」を明確にします。
数字が合わない問題との関係
KPI定義のズレは、「会議の数字が合わない」問題の主要な原因です。関連ページ「会議の数字が合わない」では、数字の不一致全般について解説しています。
数字の不一致がデータの分断(サイロ化)から来ている場合は、「データのサイロ化」や「サイロ化のほどき方」も参照ください。
定義を運用に落とす
定義を決めても、運用されなければ意味がありません。以下を確認します。
- 定義がドキュメント化され、誰でもアクセスできるか
- 新しい報告やダッシュボードを作るとき、どの定義を使うか確認するフローがあるか
- 定義が変わったとき、関係者に通知する仕組みがあるか
定義は一度決めて終わりではなく、業務の変化に合わせて更新し、共有し続ける必要があります。
よくある質問
Q. KPIを一つに統一すべきですか?
必ずしも統一する必要はありません。目的ごとに異なる定義を持つことを前提に、使い分けを明確にすることをおすすめします。
Q. どちらの定義が正しいですか?
どちらも正しいことがあります。大事なのは、違いの構造を理解し、目的に応じて使い分けることです。
Q. 定義をどこに書けばいいですか?
社内で誰でもアクセスできる場所(ドキュメント管理ツール、社内Wiki、データ辞書など)に明文化することをおすすめします。
Q. 費用はいくらですか?
範囲により異なります。まずは無料相談でご相談ください。
KPI定義のご相談
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