CONCEPT — BI SAKI NI TSUKURUNA

BIを先に作るな

sento.group 編集部 · · 約2分

「まずダッシュボードを作りたい」という相談を受けることがあります。でも、データがどこにあるか分からない、定義が揃っていない、誰が何を決めるかも曖昧——この状態でBIを作ると、使われない画面ができあがります。

BIを先に作るとどうなるか

BIを先に作るとは、データの整理や判断場面の設計を後回しにして、まずダッシュボードの構築から始めることです。この順番で進めると、以下のような状態になりがちです。

  • データが集まらない:接続しようとしたら、そもそもデータがどこにあるか分からない。
  • 数字の意味が揃わない:営業の売上と経理の売上が違う定義で、画面を作っても比較できない。
  • 誰も見ない:画面はできたが、誰がいつ見て何を決めるか決まっていない。

これらの問題は、BIツールの機能では解決できません。ツールの前に、データと業務の整理が必要です。

先にやるべきこと

BIを作る前に、以下の三つを整理します。

  • データの棚卸し:どこに、何が、いつ更新されるデータがあるかを一覧にする。
  • 定義の統一:同じ「売上」「顧客」「案件」が、部署やシステムで違う意味になっていないか確認する。
  • 判断場面の設計:誰が・いつ・何を決めるためにダッシュボードを見るかを一文にする。

この三つが揃っていると、必要な指標とデータが絞られます。BIの構築も、その後の運用もスムーズになります。

見たい画面ではなく、決めたい判断から考える

よくある失敗は、「売上推移が見たい」「部門別の比較が見たい」という画面の要望から始めることです。見たい画面は無限に増えますが、決めたい判断は限られています。

IPOAの考え方を使うと、Action(誰が何を決めるか)から逆算して、必要なOutput(画面)を設計できます。この順番で考えると、指標の選定も迷いにくくなります。

いつBIを作るべきか

BIを作るべきタイミングは、データの棚卸しと判断場面の設計が終わった後です。以下の条件が揃ったら、BI構築に進めます。

  • 必要なデータがどこにあるか分かっている。
  • データの定義と更新責任が決まっている。
  • 誰が・いつ・何を決めるために見るかが一文で言える。

これらが曖昧なままBIを作ると、後から「使われない」「数字が合わない」という問題が発生します。

BIダッシュボード導入との関係

本ページ(BIを先に作るな)は、BI導入の順番と前提を解説しています。実際のBI構築の進め方は、関連ページ「BIダッシュボード導入」で説明しています。

よくある質問

Q. BIを作る前に何を準備すればいいですか?

データの棚卸し、定義の統一、判断場面の設計の三つです。これらが揃ってからBI構築に進むと、使われるダッシュボードになりやすいです。

Q. すでにBIがあるけど使われていません。どうすればいいですか?

一つの会議・業務を選び、そこで誰が何を決めているかを確認します。今のダッシュボードがその判断に使われているか確かめ、使われていない理由を探ります。

Q. データの棚卸しから相談できますか?

はい。データがどこにあるか分からない状態から相談できます。棚卸しから定義の整理、BI構築まで一貫して支援します。

Q. IPOAとは何ですか?

Input(入力)・Process(処理)・Output(出力)・Action(行動)の略です。行動から逆算して、必要なデータと画面を設計します。詳細は「IPOAとは」ページをご覧ください。

Q. 費用はいくらですか?

範囲により異なります。まずは無料相談でご相談ください。

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